ノースカロライナとのご縁

こんにちは、社長補佐官の大久保 優子です。

今日は、わたくしが担当させていただいている、ノースカロライナ州への海外展開アドバイザーになった経緯について少し書きます。

実はわたくし、

小さな企業の海外展開をサポートしたいと、

コンサルタントになったのですが…。

独立直後、

最初のクライアントに、

手痛いダメ出しをされました。

曰く、

「センセイも、モノを仕入れて売ってみれば

少しはボクらの苦労がわかるよ。」

はい、おっしゃる通りです。

このことをおっしゃった方は、

地方都市で食品製造業をされていたのですが、

自分の大切な商品を、スーパーでの安売りに供されることが

だんだんと耐えられなくなったのでしょうか?

一般的に売られているお品の約30倍超の価格を付けた高級品を開発し、

ついには、日本橋にある老舗デパートに直営店を構えるまでに成長させた方です。

ちなみにお品とは、お豆腐です。

当時セールでは3丁で100円も珍しくない時に、
1000円のお品を商品化し、世に送り出したのです。

そんなご実績のある方の言葉に、

グウの音も出ず…。

よせばいいのに

「わたしだってできるもん!」と

”モノを仕入れて売る”ビジネスを探索し始めたのです。

この経営者さんは前述のように製造業をされていました。

製造業と同じような立場(自分で価格を決められる)になれるのはなんだろう.…と考え、

あ、そうだ、輸入業なら、

国内で販売する際の価格は自分で決められるよね…

と商品を探すことにしました。

当時、アメリカ大使館の商務部と、(財)対日貿易投資交流促進協会(ミプロ)が共同で、アトランタへの買い付けミッションを行なっていて、ありがたいことに、商談には貿易アドバイサーが同席してくれる、という手厚いサポートもありました。

そんなこんなで、アトランタまで買い付けに出かけ、

そこで出会ったのが、

ノースカロライナ州の養蜂家に嫁いだ女性でした。

彼女が州政府農務省の方を紹介してくださり、

ビックサイトで春秋二回開催される
グルメアンドダイニングスタイルショーに、

ノースカロライナ州農務省と弊社で
定期的に共同出展するということもできました。

当時、

創業間もない私には、

足りないものばかり…。

なんとかして見本市に出展したいけれど、

どうやって…と

日本国内の施策に当たりましたが、

どれもこれも冷たいお返事 Orz...

そんな時、

We can buy a booth.

と言ってくれたのがノースカロライナ州の農務省でした。

そんなご縁で、ノースカロライナには恩があります。

VintageBeeというはちみつを世に送り出した女性創業家も、

VintageBeeが繋いでくれた農務省の方も、

とても率直で親切で、そして親身になってくれました。

わたくしが海外と仕事をしたい、

とコンサルタントを目指し、

ちょっとした経緯があり、

回り道もしましたが、

おかげで、

ビジネスを応援してくれる仲間が太平洋のはるか先にもできました。

人口減の日本でビジネスをする難しさについては、

改めて申し上げるまでもありませんが、

では、新天地をどこに求めればいいのか、
どのように進めればいいのか、

なにから準備したらいいのか、

どこに出ればいいのか、

等々、考えはじめるといろいろな

???が湧き出てくると思います。

もし、何か(?)があれば

ご連絡ください。 info@you4you.biz

しっかり読んでお答えします。

社長補佐官(R)
ノースカロライナ州政府日本事務所 海外展開アドバイザー

大久保 優子

*写真は輸入したはちみつを日本のお客様向けの「食べ方」としてご紹介するために用意した写真