社長補佐官(R) ブログ Vol.3
こんにちは、社長補佐官(R) 大久保優子です。
世の中は、お盆休みで、何となくのんびりですね。
事務所のある赤羽でも、
歩いている方のスピードもいつもよりは
ゆっくりな感じがします。
クライアントさんも夏休みですので
普段はなかなか取れない
まとまった時間を使って、
来年の構想を練ったり、
なかなか手を出せなかった本を
読んだりしています。
ところで、
わたくし自身が、
コンサルを付けているとか、
コーチングを受けている等を
お話しすると、
経営者さんから、、
「えっまだ勉強するんですかっ？」
と驚かれることが度々あります。
コンサルタントにとってのインプットは
一般企業でいうところの仕入れですし、
それに、
お仕えしている社長の組織が成長したり、
事業が拡大したりすると、
社長の課題も変わってきます。
そうすると、
社長補佐官として知っておくべき事の範囲も
当然ですが、拡がってきます。
将来に備えて、
ご紹介させていただく
専門家のリストも増やしておかなければなりません。
いつでも、
社長の右斜め後ろに寄り添っていたい、
という願望を抱いているわたくしとしては、
社長の進む先や動きに合わせて、
ついていくためにも、
これから必要になりそうな事に目を配り、
準備をしておくことは必須なのです。
それに...
お仕えしている社長の会社の将来を予測しながら
一緒に進めるなんて、楽しいじゃないですか。
さてさて、
前置きはこのくらいにして。
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今回も、わたくしが社長補佐官になったのか
その訳の続きを書きます。
…
前回の話はこちらから
独立開業後、最初のクライアントに
「センセイもモノを仕入れて売ってみれば
少しはボクらの苦労が分かるよ…」
と
ダメ出しをされたわたくしは、
無謀にも
:
:
:
「私だってできるもんっ!!」
:
:
:
と、米国ノースカロライナの女性起業家から
はちみつを仕入れ、独占販売権を獲得。
州政府農務省の援助を受けて
グルメアンドダイニングスタイルショーに
定期的に出展したのでした。
ここまでは、
普通の日本の方よりは多少上手に出来たと思います。
（いやらしい言い方ですが、たぶんですが...）
当初は、誰にでもできると思っていましたが、
そうでもないことに後から気が付きました。
無自覚だったので、
何人かの方を”イラッ”と
させてしまってみたようで、
後から気が付き、冷や汗をかきました。
ここまでは、比較的順調でした…。
ここまではね…。
はちみつ屋さんがとてもいい方だったのと、
幸運にも州政府とのご縁も頂き、援軍を得た訳ですから…。
さらに、
日本への小口輸入でのツボを無料で教えてくれる、
実務家ともつながりができ、
手取り、足取り、親身なアドバイスを沢山頂くことができました。
つまり、
自己流のアレンジ等で道を外れない限りは、
最短距離でゴールに行けるような条件が
整備されていたのです。
サラリーマン時代の経験から
程良く、外国人ズレしておりましたし...。
（つまり、どのようにコミュニケーションすれば
協力関係に持ち込めるかは多少ですが心得ておりましたし、
日本の方のどのような振る舞いが、外国人をイラッとさせてしまうか
も経験から学びました）
それに...、
そもそも輸入するということは、
こちらが買い手ですから、
輸出を拡大させたいと考える
州政府も協力してくださいました。
（ジョイントベンチャー的な表現をすれば、
相互の本業の発展に貢献しあえる協力先と組めた、
という言う事でしょうか）
1回目の荷物が自社に運び込まれたとき、
「無事に輸入できたよ。
もちろん、堂々と表門からだよ、
日本の政府のデータベースに
ちゃんと輸入実績を残せたよ～～～
…
だから次回からは
もっと簡単にできると思うよ～～～」
...と
はちみつ屋さんに知らせた時、
「こんなに早くできるなんて思わなかった、
２年くらいはかかると覚悟していたよ」
と言ってもらえました。
はちみつ屋さんとアトランタの見本市で
最初にお会いしてから２か月後のことでしたから。
でもね...
ここからが大変。
だって、食品どころか、消費者向けの商材など扱ったことなどなく、
もちろん、売ったこともなく…。
つまり、
独占販売権を保有しているということは、
調達面での優位性はあっても、
ゼロから販路開拓する、
ということですからね…。
...で、このときになってようやく
「モノを仕入れて」
ができても
そこから先がとてつもなく長く、
売る、事の大変さを
ほんの少しだけ理解できたのです。
あの、社長の言葉の意味、
こういうこともあったのね...。
日本橋の老舗デパートに
直営店を出せる社長とは
事業規模も、歴史も違いますので、
あの方がお聞きになったら、
きっと、「一緒にするんじゃない!!」
とイラっとされるでしょうが…。
当時の自分としては、
本当にほんの少しだけ、社長のことが分かった気になりました。
「センセイもモノを仕入れて売ってみれば
少しはボクらの気持ちがわかるよ…」
という言葉に素直に共感できました。
それで、
知らないことを自社単独で進めていたら
いくら時間があっても足りない
...と
食品を売る事について専門知識のあるコンサルタント（会社員）を
雇ったのですが...。
そこで貰ったアドバイスに対する
自分の困った感情…
「だって...
でも...
どうせ…。」
論理的には正しそうでも、
ご自分でリスクを負っていない方から
言われても、
それをそのまま素直には受け容れられない、
という自分の面倒くさい感情に気が付きました。
誤解があってはいけませんので、
念のために書きますが、わたしにアドバイスをして下さった
コンサルタントの方は皆さまとても優秀で
提案内容も、とても合理的なものでした。
内容自体に疑問や不満があった訳ではないのです。
ただ、
会社員で、事業のリスクを負っていない人に
言われても、素直には動けない自分がいました。
（こういう自分が許容できるか、どうかではなく
この感情を制御するのはとても難しいと気が付きました）
:
:
:
コンサルタントからのアドバイス内容が的確なだけでは、
人はなかなか動かないんだなぁ…
と思いました。
いいかどうは別にして…
わき上がってくる感情は自然現象なので、
こんなのを制御するのは困難です。
そんな事に、エネルギーを注ぐのも
あまり効果的とは思えないし...。
自分自身のことはさておき、
世の中の「社長」というのは、
自分で決めるのが仕事の人です。
もっと言ったら、
「人に指図されたくない」から
あえて、リスクを取って
「社長という生き方を選んだ方たち」です。
:
:
:
そうか…
社長に聞く耳をもってもらい、
実際に行動してもらうには、
提案の精度や中身だけじゃダメなんじゃないかな…
あるいは、
サッと提案を取り入れて、
サッサと実行してもらい
できるだけ早く成果を出してもらうには、
誰が言うのか、
どんなコンサルタントの口から発せられたのか、
はとても重要なんじゃないかな、
と気が付きました。
だいぶ長くなりましたので、
続きは、次回に。
追伸１：
社長という人たちが、人の言うことを聞かない、
というのはどうやらわたくしだけの意見ではなさそうです。
某銀行の次長さんとお話しをしている時に、
同じような見解を伺いました。
追伸２：
今、目次を考えておりますので、
できるだけ早く、内容もきちんとできるといいなぁと思います。
お楽しみに。^^
あ、それから
もし、経営の事、事業資金の事、その他お知りになりたい事、
ご意見、ご質問等ございましたら、
可能な限り、こちらで対応できればと思います。
下記から、ご連絡いただけましたらばとても嬉しいです。
では、暑いのでどうぞくれぐれもご自愛なさいますように。
社長補佐官? 大久保 優子
関東財務局長及び関東経済局長認定 経営革新等支援機関
*社長補佐官(R)がお手伝いさせていただきたい方
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社長補佐官(R) 大久保優子
公式サイト https://okuboyuko.com
株式会社 Office優 for YOU 代表取締役
MBA 経営管理修士
一般社団法人 日本キャッシュフローコーチ協会認定 キャッシュフローコーチ(会員番号239)
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