ざっくり決める(仮置き)人件費額算出の考え方(これまではJust feeling、で決めていた社長向)

こんにちは、
社長補佐官(R)の大久保優子です。

会社のお金の流れが見えない漠然とした不安を解消し、

確信をもって経営判断をしていただくために

数字に基づく意思決定をお手伝いしています。

そして、

社長と社員の立場の違いから来る危機意識レベルのギャップを

解消するために、

社員向けにお金の勉強会もしています。

ちなみに、中小企業診断士でもあるので、
補助金等の申請もお手伝いしていますが、
どちらかというと、

経営数字を使ったコンサルティングに価値を感じて
もらっているみたいです。
今日は、最近度々ご質問をいただく、

「社員にはいくらお給料を払ったらいいのか?」

についてお話しします。
この採用難の時代、

どうしたらいい人を採れるのか、

折角採った人材に定着してもらうには、どのようにお給料を決めたらいいのか…

と...、お悩みになる経営者は少なくないと思います。
大きな会社には、人事部があり、

会社や部門ごとの人件費予算額を算定する専門スタッフがいたり、、

人材ごとに、経験年数、経験スキル、実績等々から

この人なら、だいたいこれくらいと、相場の提案(選択肢の提示)があり、

そのなかから、選ぶということもできます。

でも、そこまでして、専門スタッフが分析し、
人事部が豊富な事例、実績に基づき提示した金額であっても、

やれ、

「あいつの基本給は10円俺より多い…。」

とか、
「こんなに頑張ったのに、これだけ…。」

と、毎年物議をかもすのが年中行事の会社もある訳で…。
人件費を決めるのは、
ほんとうに悩ましい問題ですね。

多くの社長にとって、

「頑張っている社員には、多く払ってあげたいけれど、
今後の展開を考えると内部留保も必要だし…。」

と思い悩む事ではないでしょうか。

 

Just feeling で決めていた社長向け、人件費算出の第一歩

これまではJust feeling、で決めていた社長向け、ざっくり決める(仮置き)人件費額算出の考え方

もし、いままで
社長が「えいやっ」
で決めていた会社なら、

最初から完璧を目指さないで、
あまり手間をかけずに、

会社の未来のための資金の確保しつつ、
次第に適正な人件費総額に寄せていく策もあります。
それは…。、

1.過去、会社が最もうまくいっていた年の粗利額と人件費総額の比率を求め、
その比率を適用してみる

または

2.昨年度の粗利額の半分を、本年度の人件費総額と仮置きして考えてみる

という考え方です。
もちろん、
もっと精緻に計画したい、
とおっしゃる社長には、
具体的なやり方があります。

また、

その企業の方針によっては、

上記は全く用をなさない場合もあることは承知しています。

が、
もし、今までは、Just feeling で決めていた。

「現状の額が適正なのかどうかわからない」
という場合、
最初の一歩はここから始めてみてはいかがでしょうか?

変化の速い時代です。

最初から完璧を目指して自縄自縛になるよりは、

まず当たりをつけて、

徐々に理想の状態に寄せていく、

その方が速いと思い、書いてみました。

それから、

ここまで書くと、

 

次には、

「社員にどう説明するか?」

が気になる社長が意外に多いんですが…

いかがでしょうか?
もし、何か
ご質問、ご意見等ございましたら、
info@you4you.biz
までご連絡ください。

 

お待ちしています。